ママっ子だった杏
寂しいのはこの子だって同じです
杏とはマーシーままの末の娘になります。
難産だったのはこの子が原因といっても良いというくらい、他の子達から何時間も遅れて生まれてきた子でした。
私が初めから残す子と決めていた子でした。
マーシーままが大好きでいつもピッタリくっついていた子でした。
しかし、エイドとの相性があまり良くなく、又甘えっ子からくる問題もあり訓練士さんからの提案で実家の両親が引き取って平日はマーシーから離れて実家が育ててくれていました。
といっても毎日会うのですが。
夕食は毎日一緒に取っていました。
マーシーがいなくなって杏だって明らかに違っていたとの事。
ああやって遠くを眺めていることが多くなりました。
杏!!
なんだかやはり寂しそうです。
いつもここにはぴったりとマーシーママが一緒にいた景色でした。
振り向いているのが杏。
マーシーが腰を下ろしたピッタリ横に腰を下ろすのが常でした
それも
杏はこの時すでにかなりマーシーママと同じ口腔がんが進行していました。
杏の場合は口の内側だった為、あまり見た目は分からないかもしれませんが明らかに顔の形は変形していっていました。
向かって右側の鼻から顔面すべてが腫れあがっているんです・
ただ前向きな杏は食欲もあり、遊びも一生懸命のこの時、
本当にその時の私にとっては前向きな杏に救われていたのかもしれません。
抗がん剤の副作用とされる嘔吐などもなく今の所転移もないと言われていました。
しかし可愛い杏の顔がだんだん歪んでくる姿は悲しくもありました。
もう一度直面しないといけない現実に不安と、今元気でいてくれる安堵と複雑な毎日でした。
ブログ村のランキングに参加しています。
ご協力いただけたら嬉しいです
プちっとお願いします